ユーザ事例 光村図書出版株式会社様
- ネットワークパブリッシングにより実現。 出版業界における編集業務の効率化
- WoodWing Enterprise/Adobe InDesign/InCopyにより実現するデジタル時代のワークフロー
ネットワークパブリッシングへの取り組み
光村図書出版株式会社は、教科書や副読本の編集・制作におけるワークフローの中核システムとして『WoodWing Enterprise』を導入しました。同社は既にWoodWing Enterpriseの運用テストを終え、今後、本格的な運用を開始します。
「WoodWing Enterpriseの採用により、編集・制作工程の一元化・効率化を大きく進めることが出来ると確信しました。それにより、多くの時間を教科書そのものの品質向上にあてることが可能になります。そのため、この新しいワークフロー採用への取り組みをはじめました。」(黒川氏)
WoodWing Enterpriseについてはこちらをご覧ください。
http://www.vpj-ecm.com/
導入の経緯
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同社が編集・制作を行う教科書や副読本は極めて高いクオリティが要求される出版物です。子どもが楽しく、かつ自然に学習を行うことが出来る教材を提供するには、多岐に渡る要素を配慮し編集・制作を進める必要があります。もちろん、ミスや間違いは許されません。 「教科書や副読本の編集はクオリティを高めるため、最後の最後まで妥協せずに修正が繰り返されます。作り手としてはクオリティに徹底してこだわっています。しかしながら、あるとき、教科書の編集者として最も大切である”教材に向き合う時間”が知らず知らずに減っていることに気がつきました。」(加藤氏) |
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同社内で原因の分析を行うなか、編集・制作工程のデジタル化がひとつの大きな要因であると結論づきました。
導入前の課題
同社は90年代後半からDTP化を進めてきました。DTP化により、編集部とデザイナーが一体となった紙面づくりが可能になり、それによってよりいっそう自由で創造的な教科書作りが可能になると期待しました。と同時に、コストや制作期間を圧縮することもできるはず。ところが、そううまくは事が進まなかった、と言います。DTP化以前の編集工程は、完全なアナログ作業でした。編集者は執筆した手書きの原稿を組版工程に渡します。すると組版工程を担当する印刷会社がデザイナーが作ったフォーマットに沿って文字組みを行い、紙を出します。編集者はもらった校正原稿に向き合い、推敲・赤入れを行い、原稿を戻すという作業を繰り返し、原稿のクオリティを高めていました。
「DTP化により編集工程はデジタル化され、印刷会社やデザイン会社とはデジタルデータで原稿やデザインの受け渡しを行うようになりました。しかしながら、受け渡しの手段が紙からCDやMOといったメディアに変わっただけで、むしろ、DTP化以前にはなかったメディアへのデータコピーや配送の段取りといった業務が編集者に発生しました。こうした業務が、”教材に向き合う”時間という本来の編集者の仕事を圧迫するようになりました。」(加藤氏)
WoodWing Enterprise選定のポイント
「WoodWing Enterpriseを知ったのはメディア業界の展示会です。たまたま紹介を受けたのですが
説明を聞いた瞬間、弊社に必要なシステムはこれだと確信しました。いろいろと情報を集めていましたが、こういったコンセプトを持つシステムは他にありませんでした。」(加藤氏)
WoodWing Enterpriseの大きな特徴はサーバベースの共同作業です。各スタッフは、Adobe InDesign/ InCopyのプラグインからセンターサーバー上のマスターファイルへアクセス。ライティング・デザイン・校正といった作業をネットワークを介し平行に進めるネットワークパブリッシングは同社の構想に最適な仕組みでした。
「WoodWing Enterpriseの紹介を受けてから、直ぐに導入へのプロセスを進めました。もちろんWoodWing Enterpriseの導入は大掛かりなシステム化であり、多くの関係者の理解を求める必要があります。導入のハードルは決して低くありませんでした。しかしながら、弊社における課題と具体的な解決策は既に明示されていました。新しいシステムの立ち上げに時間がかかるのはわかっていました。だからこそ早く着手すべきであると考えたのです。」(黒川氏)

導入のねらいと今後の展望
同社の想定する運用としては、社内の編集部・外部のアートディレクター・印刷会社の3者がWoodWingEnterpriseサーバを中心に作業を共有するものです。従来は編集者がデザイナーからデザインデータをメディアで受け取り、内容を確認したら、印刷会社へデザインデータと原稿データををメディアで受け渡し、組版を依頼するというワークフローでした。本ワークフローにおいては、編集者がデザイナーと印刷会社の仲介役となっており、受け渡しや確認の作業に忙殺されていました。
これに対し、WoodWing Enterpriseの運用においては、デザイナーは基本的にInDesign を使用してサーバ上でデザイン。これを受けて、編集者はサーバ上に制作されたデザインに対しInCopyを使用して直接原稿を入力します。このように入稿から制作、責了に渡り、マスターファイル上で関係者がオンラインで直接作業を行うため、物理的な受け渡し作業が不要になりました。
また、進行管理のプロセス改善においても大きな効果が期待されています。従来はデザイナー・印刷会社組版部門・製版部門がそれぞれ出入稿管理表を作成していました。そしてデータの入稿や出稿の都度、表を更新し、編集部へと配布していました。修正の都度、新しいバージョンが発生するため、編集部での管理は煩雑であり、誤りや遅延が発生しかねない環境でした。しかしながら、WoodWing Enterpriseの導入によりサーバ上で進んでいる最新の作業状況を、Webブラウザから確認を行うことが可能です。これにより、進行管理における業務を合理化し、編集者は本来の作業に集中できるようになります。
「テスト運用を通じて、デザイン/編集/印刷の各工程間で分断されていた流れが一本のラインに乗るワークフローの土台が出来たと考えています。今後、編集作業の合理化・進行状況の共有・コストの削減など想定通りの導入効果を発揮できることを期待しています。」(黒川氏)
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取締役 執行役員 管理本部 IT 推進室長 黒川 弘一 様 教科書編集部 道徳課 課長 加藤 麻里 様 |
光村図書出版株式会社について
同社は、昭和 24 年の創立以来、これまで 60 年あまりに渡り、小学校・中学校・ 高等学校の教科書を中心に本作りを進めてきました。その根底には、 常に子どもた ちの視点に立って、 斬新で楽しい教材・自然に力が身につく教材を発掘し創造し続 けていきたいという思いがあります。光村の教科書で学んだ教材を一つでもいいか ら覚えていてもらいたい、大人になったときに子どもたちに伝えていってほしい、 という願いから、日々、教科書作りに励んでいます。
〒141-8675 東京都品川区上大崎2-19-9
TEL : 03-3493-2111
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