ユーザ事例 丸星株式会社様

ターボサーバーを活用した顧客に展開するASPサービスの実績
-ビジネスインフラとして制作から電子校正、CMSまでを統合-

ターボサーバー導入の背景

国内大手企業からの複写業務からスタートした同社は、顧客企業の海外進出に伴う英文マニュアルの作成、原稿作成、多言語翻 訳やDTP組版、さらにはマニュアルの電子化など、顧客企業のビジネス拡大に沿って、課題解決を事業として取り組み、顧客企業と共に成長してきました。 現在では、印刷事業のみならず、 TMSやCMSなど独自のテクノロジーを核にマニュアルコンテンツ作成の幅広い分野を手がけています。 グローバルに事業を展開する顧客企業のマニュアルコンテンツの制作のみならず、事業内容に沿ったマニュアルコンテンツのナレッジマネジメントやマルチユー スを可能としております。

「グローバルに展開するクライアントとのビジネスにおいては、マニュアルコンテンツを含めたデータの管理と、ワールドワイドでの共有・受け渡しのインフラが必然的に求められていました。当社がターボサーバーを導入したのは自然な流れだと感じています。」(関戸氏)
 

導入の経緯

マニュアルコンテンツの制作にあたり、同社は事業所や顧客と国内外問わず頻繁にデータのやりとりを行っています。 「ターボサーバーの導入前は、ASPのファイルデリバリーサービスを中心に、FTPサーバ、E-mailを併用し運用を行っていました。しかし、ASP サービスは容量やユーザー数が増加すると、それに比例して多額な月額費用が掛かってしまいます。そのため、社内で定期的に容量を確認し、不要なファイルの 削除や移動といった業務を日常的に行う必要がありました。また、クライアントのコンプライアンス上、FTPやE-mailでの運用は制限されていました。 データのやりとりに使用する媒体が複数あり、データの所在も不明確である事からミスや余計な管理工数が発生しやすく、システムを含めた運用の改善が求めら れていました。」(関戸氏)
 

ま た、顧客との校正のワークフローも改善を要求されておりました。(右「原稿校正袋」参照)従来は数千ページに渡るマニュアルの校正紙をプリントし、バイク 便などで物理的に送り顧客と校正のやりとりを行っていました。この受け渡しや校正履歴の管理には、双方にとって膨大な工数と時間を掛けていましたので、そ の解決策として、ネットワークを利用した電子校正を志向していました。 これらデータの受け渡しにおける媒体の統一、データの所在や進捗の管理、データの安全な転送、そしてネットワークを利用した校正・進捗管理を統合できるシ ステムである、ターボサーバーの検討に至ったのは必然でした。 ターボサーバー選定のポイント ターボサーバーの選定にあたっては、機能面やサポート面など幾つかの理由がありますが、最大のポイントはオープンなシステムのアーキテクチャでした。

「ターボサーバーが弊社のドキュメント制作に求められる機能面を満たしていたのはもちろんですが、導入後もカスタマイズや他システムとの連携を柔軟に行うことができる点が魅力でした。」(関戸氏)

同社ではターボサーバーの導入にあたり、顧客との電子校正用のプロジェクト管理機能をカスタマイズし、運用しています。ま た、同社はマニュアルコンテンツの管理システムであるベルギーTrisoft社のCMSを導入するとともに、Trisoft社とのパートナーシップ契約に より優先的販売権を取得し、CMSの顧客企業への販売にも力を入れております。同社は、このCMSとターボサーバーを連携させ運用することも実現していま す。
 

同社におけるASPサービスの実践と導入効果

同社では利用者にシステムを身近に感じてもらうため、MAICA(Maruboshi Advanced Integrated Core Archive)という名称をつけて利用しています。社内での制作や拠点間のデータ受け渡しのツールとしての活用はもちろんですが、同社はターボサーバー を活用したASPサービスを顧客企業に提供しています。


1.電子校正サービス

同社は、当初からの改善課題であった校正ワークフローの電子化をターボサーバーのカスタマイズにより実現し顧客企業にサー ビスとして提供しています。 同社のワークフローでは、顧客である原稿作成者が指示原稿のデータをターボサーバー内の所定フォルダへアップロードすると、自動的に同社の制作担当者に メールが通知され、制作を開始することができます。指示通りの制作が完了した時点で、校正原稿としてPDFデータをアップロードすると、今度は顧客へと メール通知がされます。これらプロジェクト毎の校正進捗状況は、カスタマイズした画面から確認することが可能です。さらに校正の履歴はサーバ内に全て管理 されます。そのため従来の物理的な受け渡しや校正履歴の管理に要する工数が大きく削減されました。各プロジェクトの進行状況も可視化されるため、業務改善 のツールのみならず、顧客向けのサービスとして強力に機能しています。


2.CMSへのコンテンツ供給サービス

同社は顧客企業にCMSを販売し、マニュアルコンテンツのナレッジマネジメントを提供しています。CMSにおいてはマニュ アルコンテンツの多言語翻訳などコンテンツの更新を行った場合、通常はそれらの更新情報をCMSへ紐付ける作業が発生します。しかし、同社はターボサー バーの所定のフォルダへ保存されたデータが自動的にCMSの所定のフォルダへ転送され、CMS側のプログラムにより自動的に取り込まれ、コンテンツとして 紐付けされるようにターボサーバーをカスタマイズしています。このように顧客企業のコンテンツ制作から管理・運用までを一貫してサポートするソリューショ ンのインフラとしてターボサーバーを活用しています。


3.データストレージサービス

顧客である欧州の販売統括会社からの要望で欧州各国のディーラー、販売会社へ製品マニュアルのPDFデータを送る業務を、 同社は、ターボサーバーのWEBブラウザ公開機能やダウンロード機能を利用したストレージサービスへと切り替えました。現在はターボサーバーに各製品マ ニュアルを管理し、各利用者が自由にダウンロードできるストレージサービスとして提供しています。利用者はブラウザベースで簡単に運用ができるようにな り、さらにSSLの設定によりセキュリティも確保されてます。そのため、同社はターボサーバーの容量を貸し出すサービスの提供を開始しました。現在では利 用容量に基づく定額料金を課金しています。また、利用企業の要望に基づき、メール通知サービスやOneTimeパスワードサービスの提供も進めておりま す。

「ターボサーバーは特定のメーカーやテクノロジーに依存しないオープンなアーキテクチャであるため、弊社が提供するサービ スのテクノロジーと連携し、顧客サービスのインフラとして機能させることが容易でした。そのため既存のビジネスはもちろん、今後のビジネスの拡張にも対応 ができる点が最大のポイントでした。今後も様々なビジネスのインフラとしての活躍に期待しています。」(関戸氏)

 


 

 

第一事業カンパニー
カンパニー長  関戸 紀之 様

 

丸星株式会社について

丸星株式会社は高品質な技術ドキュメントのコンテンツ制作企業です。1954年の創業以来、国内企業はもとより海外企業へ向けたドキュメント制作におい て、企画/原稿作成から20言語以上の多言語翻訳、データ加工処理、完成後のナレッジマネジメントまでをトータルにサポートしています。 同社はターボサーバーにWindowsプラットホームのサーバを採用、データ管理のストレージとして2TBのRAIDディスクが接続されています。国内外 あわせて約200名のユーザーが同システムのサービスを利用しています。

〒108-0023
東京都港区芝浦2-8-10
TEL : 03-3453-5941 
http://www.maruboshi.co.jp


ユーザ事例一覧へ